授業のハプニング
授業のハプニング
授業を担当していておもしろいのは、
予定や予想をしていなかった、ハプニングが時々起こることで、
それは生徒と教える側のコミュニケーションの中から、
ポッと出てきたりします。
先日の中学生の英語の授業のことです。
New Horizonのあるユニットに、
ロボットについての議論が載っています。
将来、ロボットがさらに発展すると、人の仕事を奪うし、
もしかしたら、何をするか予想できないから危険で、
こわい、などと言う生徒が登場します。
そこで、生徒一人一人にもロボットについて聞いてみました。
その中でこんな意見が出ました。
I think people are more dangerous than robots.
(人間のほうが、ロボットより危険だと、わたしは思います。)
えっ、そう来るか!
という感じて、笑ってしまいました。
笑ってしまってから、慌ててその生徒の顔を見ました。
もしかして、これ、学校での自分の経験を踏まえて言っているのか、と疑ったからです。
そしたら、同じように笑顔だったので、ほっとしました。
どうもほかのことを考えていたようでした。
実際はわかりませんが。
英語を覚えることよりも、教科書に流されずにこんなふうに自分の意見を言えることのほうが、ずっと大切なことだと感じた一瞬でした。