不登校に内科治療が有効かもしれません。
不登校に内科治療が有効かもしれません。
不登校の原因は、ほとんど心の問題や人間関係だと思われていますが、
3月4日のNHK朝の「おはよう日本」では、からだの原因
つまり内科的な治療を行うと学校に行けるケースが意外に多い、
ということが放送されました。
埼玉県立小児医療センターの医師によると、
不登校で体調の不良を訴えているほとんどが「機能性消化管障害(つまり胃や腸の働きが過剰になったり鈍くなったりする病気)」なんだそうです。
原因が友人とのトラブルによるストレスでこの病気になり、薬による治療で4か月で学校に通えるようになったという中3生が紹介されました。
体調の不良を訴えて学校を休みがちになっていた27人が全員消化器系の病気だと診断され、
機能性消化管障害 23人
ピロリ菌 2人
潰瘍性大腸炎 2人
このうち20人が治療で学校に通えるようになったそうです。
内視鏡検査(胃カメラ検査)をするのがポイントのようです。これは、子どもには通常やらないから、わからなかったのだという言い方でした。