高校の物理という科目
高校の物理という科目
今日遊びに来た卒業生もそうで、ほかにも最近物理はむずかしいという生徒の声を聞きました。
いいえ。いいえ。
それだけじゃないです。みんなみんな物理は苦手で嫌いです。
もちろん一部例外の高校生たちはいますが。
僕も高校1年生の時、物理はさっぱりわかりませんでした。
その頃も、僕だけではなくほとんどの高校生が物理は苦手でした。
ということは、何十年も、もしかしたら1世紀にわたってわかりづらい科目のままだということです。
これは、物理という科目が持つ仕方ない性質なのでしょうか。
最近思ったのですが、これって、教え手側の怠慢なんだと思います。
学び始めた最初のころ、ほとんどの生徒がわからないのですが、受験の時には多くの生徒が物理を選択するわけで、わかる生徒もいるわけです。(ちなみに僕はセンター試験の7科目の中で、たまたま物理が一番高得点でした)
ということは、
わかりやすい教え方というのがあるはずです。
何か、つまづく要素か、つまづきやすい箇所があるはずです。
それを少し多めに時間を掛けることで突破すれば、もっともっと多くの生徒が物理を理解できるようになると思います。
残念ながら、僕にはその方法が思いつかないのですが、
自分の場合を振り返ると、たぶん、
数学の関数がxとyしか使わないのに、
物理では急に多くの文字が一気に登場するから、
だと思うのです。
そこのところを突破できるような教材や教授法はないものでしょうか。
これできたら、物理学の教育における革命だということになるでしょう。