「透明なゆりかご」を見ました。
「透明なゆりかご」を見ました。
最後のサイエンスの授業を担当させてもらいました。
科学の最も大きなミステリーであり、みんなの関心事の一つが、生命の誕生ですね。
今回は、人間社会の中でのそれをドラマという形で描いた「透明なゆりかご」という作品を生徒と一緒に見ました。
産婦人科のおめでたという光の方だけでなく、普段隠されている影の方も次々に登場します。
各場面の中で、生命の誕生と同時に母親の気持ち、夫の気持ち、産科医の気持ち、看護師の気持ち、人の死まで、丁寧に描ききっています。
個人的にはまれに見る傑作だと思っていたら、やはり数々の賞を獲得しているそうです。
何と言っても、緊張感がたまらない、ドキドキ感さえあります。
見終わった生徒たちもしばらく何も話せず沈黙が続き、衝撃が強かったことを感じました。
生徒たちに命の大切さを伝えることも、性教育をすることも、このドラマをみるだけで、もう大丈夫、なんて思わせてくれます。
マイナスの影響の可能性ももちろんもあると思いますが、プラスの方がずっとあると思って取り上げました。
全10話ある中の一つを取り上げて見たのですが、他の回については中学生には少し早いのかなと感じているので、
個人の責任のもとで見るように言いました。
この機会に親子、家族で、生まれた時のことについて話してもらえるとうれしいと思います。