不登校の原因の1つ 起立性調節障害を知っていますか?
不登校の原因の1つ 起立性調節障害を知っていますか?
「朝が苦手」という人は多いと思いますが、「そんなもん、気合が足らないんだ!」と決めつけるのはちょっと危険なんですね。
中には身体的な病気が原因という場合もあります。
その1つが「起立性調節障害」というものです。
簡単に言うと、起きて立ち上がった時に、正常であれば脳など上半身に血液を上げるように血圧も上がるのですが、それが簡単にはできないという病気です。
低血圧だと朝が弱い、というのはよく言われますね。
検査は、しばらく横になっていて、立ち上がった時の血圧を測ることで分かります。
NHKの今日の健康という番組で、その簡単な対策を紹介していました。
病院に行って、薬物による改善を目指すこともありますが、改善する場合もしない場合もあるそうです。
そこで、紹介された方法が、「水分を摂取すること」でした。
水分を摂ることで血圧を上げることができるそうです。
1日1500~2000mlを摂るようにするとよいようです。
2000mlというと2リットルですね。
よくあるペットボトルは500mlですから、それを4本分ということになります。
うーん。なかなか大変そうです。
できなければ、800mlからでもいいそうです。
ほかにも、ストレス、不規則な生活、運動不足が原因だということです。
そうすると、この病気は若い人の生活習慣病の一種かもしれませんね。
朝はふらふらしていても、午後から夜になると元気になるので、それを見た友達から、元気なのに欠席するなんてずる休みだ、などとも言われてしまいます。
そういうわけで、起立性調節障害による不登校は、なかなか周囲に理解されないことが多いですね。
なまけているとか、だらしない、とか。
そんな場合は、まずここに書いてあることを試してみて、それでも午前中元気が出ないようなら、一度病院へ行ってみた方が良いと思われます。