生徒と宿題について考えてみました。
生徒と宿題について考えてみました。
今週のホームルームは、宿題について考えてみました。
まずは、これを書いたものを配布しました。
1.宿題は全部しなければならない。
2.宿題は答を見ないで自分でしなければならない。
3.嘘はついてはならない。
そして、これらについて、次のことをきいてみました。
A それぞれこれは正しいかどうか
B それぞれこれは絶対にそうなのか
C この中の大切だと思う優先順序
それは、予想を大きく外れるものでした。
まず、Aは素直にみんな〇をつけるのだろうと思いましたら、そんなことはないんですね。
1は67%ですが、2は0% 3も0%でした。
つまり、
「宿題は全部しなければならないと思っている人が多いが、答えを見てもいいし、普段嘘をついてもいいと思っている」
ということになります!?
次に、Bは1だけ約33%が絶対だと思っていますが、2も3も0%でした。
つまり、
「出された宿題は絶対だと思っている生徒は少なく、答えは絶対に見ていいし、嘘はついていいと思っている」
ということになります。
最後に、Cについては、大きく二つに分かれました。
「約半数の生徒は、宿題全部するのが優先だと考え、他の半数は嘘をついてはいけない、が優先だ」
と考えました。
中学生は、嘘をついてはいけない、と思っている割合が多かったです。
それはやはり先生など大人に言われ続けてきたせいでしょう。
でも高校生になるとそんなことを言われていても、そんなわけにはいかないよ、と考えていることが分かります。
一方で、高校生はやはり出された宿題は、なるべく全部形にしておいた方がいいだろう、と考えていることが分かります。
強調したいのですが、ゆいまーる学園の生徒は大変真面目です。
大変真面目な生徒が、この結果を出しました。
一般的には、もっと宿題をちゃんとやらなければならないという意識は低いことが予想されます。
これを作成し行った理由は、ふとこんなことを思ったからです。
この3つを真面目にまともに信じていたりすると、すぐに生徒の生活は破綻するだろう、と。
宿題を出されてもちゃんとできないとみんな多少以上の罪悪感を誰でも感じることでしょう。
しかし、これをやってみんな同じようなものなんだと感じられると、気持ちが楽になるのではないか、と思ったのでした。
でも、僕が予想したより、生徒はもっとずっと気楽に宿題のことを考えていたようです。
そうなったのは、いいことなのかどうなのかというところは気になりますね。
可能な質と量の宿題をちゃんと出していれば、こうならないのではないか、とも思います。