レポートについて詳しく考えてみましょう。
これは、東京書籍の現代社会の教科書の一部です。
そして、レポートの問題はこんなふうに出されます。
「教科書〇ページから△ページまでを読んで空欄を埋めなさい。
1997年に( ① )が施行され、「臓器移植の場合に限って( ② )が人の死とされることになった。脳死状態では、人工呼吸器を用い、また栄養と水分を補給すれば身体組織は活動を維持しているため、脳死者から臓器の移植が可能になり、難病に苦しむ患者に対する治療は格段の進歩をとげた。しかし、脳死による臓器移植を「死者からの愛の贈り物」として肯定する一方、救命治療がじゅうぶんに行われないおそれや、患者、家族のプライバシーに関する問題などが指摘された。また、脳死をめぐる、倫理的、宗教的観点からの議論も続いている。」
この問題は、ある程度の日本語がわかればできますね。
そして、もしこれを読んでいるあなたが初めて脳死について知った時、立ち止まって考えますか。
立ち止まって考える人は、通信制を一人でやってもいいと思います。
しかし、ほとんどの高校生が、この2問ができたら次の問題にへ進みます。
脳死は、実際に家族の誰が交通事故に会ってこうなるかもしれず、自分がなるかもしれません。
誰もが一度は立ち止まって考えるべき制度なんです。
一人でやっていると次に進んでしまう人のために、授業があります。
「もし家族で脳死になって、臓器移植を病院から依頼されたらどうする?」
と、先生が投げかけることが、授業ならできます。
「自分が脳死になったら、自分の眼球や心臓を移植されてもいい?」
この時、どの生徒も真剣に考えます。
そして、生徒それぞれが自分の考えを発表する時、それを注意深く聞きます。
通信制のレポートというのは、全日制でいう毎日の授業に当たります。
では、レポート1枚はどのくらい時間がかかるでしょうか?
平均すると1枚30分くらいになると思います(苦手科目を除く)。
年間4単位の科目で12枚のレポートなら、
30分×12枚=360分=6時間で終わることになります。
全日制では、1週間に50分授業×4回=3時間20分 ですから、
全日制1年分を、通信制では3週間かからないで終わることになります。
本当に分量が少なく、ラクラクスイスイできてしまいます。
半面、当然ながら、頭の中に残るものは少なく、できるようになることも少ないです。
さて、ここでどう考えるか、ですね。
ちゃんと勉強したいのなら、やはり全日制がいいのです。
しかし、全日制にはテストもあるし、宿題もあるし、眠い授業もたくさんあります。
実力をつけるためにがんばりますか。
通信制を一言でわかりやすく言ってしまえば、
「ラクラクスイスイやって、高卒資格以外何も残らない」
ということになります。
それでもいい、高卒資格取得が目的、という人は、
選択肢は2つです。
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