感染する可能性(ムダ話)
感染する可能性(ムダ話)
全国での新型コロナウイルスの感染者数が現在15000人程度。
退院者数が5000人程度。(NHKニュース)
そうすると、わかっている感染させる可能性がある人は、引き算して、10000人程度になります。(内実はよくわかりませんので、大雑把な試算ですよ。)
日本の人口が1億2000万人程度ですから、割り算するとだいたい1万人に1人ということになります。
このウイルスは、人から人にしか拡がらないそうです。
それならば、1万人のうちの1人に遭遇して、このウイルスをもらうかどうかということになります。
よく「万が一」と言いますが感染する確率はこの万が一ということになります。
私たちが「万が一」というとき、ほとんど起こり得ないことを想定して使います。
つまり、感染する確率はほとんどないということです。
志村けんさんや岡江久美子さんは運が悪かった! この万が一の確率で感染、しかも重症化して、しかも天国にまで。
もちろん、その確率は感染するだけよりももっともっと低いことになります。
しかし、報道されている感染者数は実際のほんの一部で、実際にはその何倍も居て、知らず知らずのうちにほかの人に感染させているのではないか、と反論する人もいると思います。
ごもっともです。
ですから、あくまでも試算です。(ただ実際の感染者数はちゃんと調べられてはいないので、取り上げるべきではありません)
では、「万が一」はほとんどないから、もう無視して、考えなくても良いのでしょうか。
そう考えても良いのかもしれません。それよりも、早く経済活動を再開させて欲しいという人もたくさんいると思います。
そこで、もう一度確率というものを考えてみます。
宝くじで一等の?億円があたる確率は、おそらく万が一より少ないでしょう。
でも買う人は買います。そして、実際に当たった人も何人もいるはずです。
なぜか?
宝くじの中には確実に一等の当たりくじがあるからです。
何枚も何枚も買えば、その枚数に応じて当たる確率(高校では期待値)は足し算で多くなります。1枚ではなく2枚3枚と買えば、当たる確率も1枚の時の2倍3倍と多くなります。
もし、その宝くじを全部買えば、確実に当たります。
確実に大損しますけども。
では、感染の場合は?
もし、1億人に遭遇すれば1万人の感染者に遭遇することになります。
同様に、万が一なので、1万人の人に遭遇すれば、その中に感染者が1人いる確率が高いことになります。
「私は1万人もの人に会っているわけないっ」と言うと思います。
でも、これを考えに入れるとどうでしょうか。
1日の乗降者数は、
JR名古屋駅 397,008人
地下鉄名古屋駅 357,650人
名鉄名古屋駅 269,431人
(https://storestrategy.jp/m/?category=1&pref=24&order=D7)
確率で考えれば、名古屋駅に新型コロナウイルスがないわけない、102人の感染者が通った、ということになります。
このウイルスは物体により1~3日間そこで生き抜いているそうです。(https://wired.jp/2020/04/02/how-long-does-the-coronavirus-last-on-surfaces/)
平均して、2日間として、そうすると、名古屋駅では上記の数値 ×2、ウイルスがある可能性ということです。
そこに行くかどうか?
さらに、もし何日も名古屋駅を通るなら、その確率を足し算しなければならないことになります。
さて、どう思いますか⁉️
やはりやめておこうかなと思いますか。
それとも、大丈夫大丈夫と思いますか。
私は名古屋駅を使わない、という人も、明日隣にいる人が、名古屋駅からやって来た人かもしれません。
今回は、感染者に遭遇したとき感染する確率を無視しています。
例えば、名古屋駅を通っても、ウイルスをもらって、自分のからだに取り込まなければ、もちろん感染することはないわけです。
あっ。
そう言えば、退院していない感染者が1万人なので、この1万人は駅にはいませんね。病院やホテルにいるはずです。
タイトルに「ムダ」とあるにも関わらず、読んでいただいてありがとうございました。