大学入試2020年度について
大学入試2020年度について
(中日新聞2020-12-09)
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この記事の表を見ると、難関私大ではなく、比較的というよりも、明らかに入りやすいところの方が、だんだん人気が高まっていることが見て取れます。
私たち世代にはちょっと信じられなくて、ほんの一昔前でもあり得ないことでした。
記事にあるように、入試制度が次回は変わるので、浪人したくなくて、今年決めてしまいたい、つまり安全志向になっている、ということはありますね。
しかし、この傾向は今回2020年度入試だけでなく、近年続いています。
ゆいまーるで大学選択のためのアンケートをするのですが、その基準の選択肢の中から「楽チン」を優先する生徒がある程度います。
本音としてやはり、有名大学に入りたい、大学名でバカにされたくない、就職で有利になるように、などの気持ちが大きい、というのが従来でした。
ところが、どうもそれに比べて、苦労したくない、という気持ちが生徒たちの中で次第に大きくなっているのではないか、そんな気がしてきます。
通信制だからこそある傾向なのかな?と考えていたら、どうもそうではなく、高校生全体の傾向だと言えそうです。
かつて、(より難関大を目指し)偏差値だけで志望校を選ぼうとする生徒に、それだけじゃなくってぇ…と話していたのが、最近は、より難関大学を目指すことはそれなりに意味があるんだよ、という話に変わってきています。
妙な感覚です。