気になるコマーシャル
気になるコマーシャル
少し前までよく、北島康介がゲームのテレビコマーシャルに出ていましたよね。
学生のころ、あまりに負けず嫌いなもので、腕相撲をやって骨折した、というやつです。
僕はこのコマーシャルが気になって仕方ないです。
なぜかというと、腕の限界を越えるまで、負けず嫌いから来る精神力を発揮して、負けたし、ケガをしたし、周りに迷惑かけるし、といいとこなし、いうことです。
北島康介が言うから、そうかそんなふうにしてこの人は水泳をがんばって金メダルを取ったんだな、すごいな、などと一瞬思いますが、もし名前のない人ならどうでしょうか。
バカじゃないの?と思いませんか。
やはり、限界は限界のはずなんです。
限界を越えたら、やはり何でも壊れます。
壊れるまではやってはいけないと思います。
腕相撲に勝ちたいならほかにちゃんと力を付ける方法があるはずですよね。
限界がわからないということは大変恐いことですね。
だから、自分の限界がどれくらいなのか知ることこそが大変大切なことで、それは10代での大切な課題だと思えます。
フリースクールには明らかに限界を越えてがんばってしまった生徒たちが時々来ます。
もしかしたら、この日本社会全体が , こういうふうにがんばることを良いことだとしているような気がして、気になって仕方ないです。